NFTを勉強したい人必見!NFT関連FAQ「初心者向け基礎用語集」(随時更新)

こんにちは。カロンです。NFTアーティストの皆さんを応援しています。

NFT関連は色々な用語があって、それについてよく聞かれて(光栄なことに)お答えしているのですが、それをまとめておきます。とりあえずまぁここを読んでいただければ、と。

いわゆる「FAQ」、Frequently Asked Questions、「よくある質問」です。

ここに書いていないことで「これはどういう意味?これってなに?」というものがあればどうぞお気軽にTwitterなどでお知らせください。

またすいません、極力、専門用語を使わず出来る限り始めたばかりの方、これから始めようと思っていらっしゃる方向けに書きました。ですから「厳密にいえばそうじゃない」という部分もあると思います、そこはあくまで入門編ということでご容赦ください。もちろん、そのようにお思いの点があればぜひご指摘いただければと思います。

また暗号資産は投資ですのですべて自己判断/自己責任が基本です。この記事に何か問題が起こっても私は責任を負いかねます。しかし私の間違いがあればどうぞご指摘ください。いくら自己責任の世界とはいえ、間違った情報を世に出してしまうことは私の本意ではありません。

すべて無料で読めます。もし参考になって「まぁなんか恵んでやろう」とお思いのご奇特な方は私のウォレットに投げ銭代わりに仮想通貨かNFTください。

私のウォレットアドレス
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もくじ

□Ethereum/イーサリアム/イーサってなに?

Ethereum(イーサリアム)はネットワークの名前です。すっごくわかりやすくいいますが、一種の「国」のようなものだと思ってください。この国の中に色々なサービスがあります。NFTをやりとりすることもその国の中のサービスの一つです。そしてその国の通貨が「イーサ(ETH)」です。日本という国の通貨は「円」です。日本の中にはドルもユーロもありますし、使えなくはないですが、税金は「円」でしか払えませんよね?Ethereumも同様です。Ethereumという「国」の中にはいろいろな通貨がありますが、税金のような「手数料」(ガス代といいます)はイーサでしか払えません。

最初から複雑にしてしまいますが「Ethereumネットワークは略してイーサと呼ばれ、その通貨はイーサ、正式名称はEthereumです」という言葉は正しくありません。Ethereumネットワーク、は長いので「イーサネットワーク」と略しても間違いではありませんが、通貨の「イーサ」はあくまで「イーサ」です、Ethereumを略しているわけではありません。

「アメリカ合衆国は略してUSAとも呼ばれ(これは間違ってない)、その国の通貨はドル、正式名称はアメリカ合衆国です」と言っているようなものですから。

「Ethereumネットワーク」と「Ethereumチェーン」という場合のネットワークとチェーンは同じ意味と思っていいです。

□ガス代ってなに?

Ethereumで色々取引する場合かかる手数料です。日々、毎分毎秒変わります。アメリカが夜の時間帯や休日の時間帯にガス代が安くなる傾向があります。(あくまで傾向です)

ガス代関連で参考になるサイトを下記に掲載します。

https://hide.ac/articles/TJEyE3sV0

チビ画伯のブログです。

★とにかくこの記事をブックマークしておくことをおすすめします。

Openseaで「こういう時ガス代かかるの?」と思ったらまずはこのブログを見れば大丈夫です。「これガス代かかる?」と人に聞いてもだいたい「あ、それガス代かかりませんよ!…いやその…はず…たぶん…しらんけど…」という答えなんです。私もそうです。複雑ですしあんまり覚えてなかったりするんですよね。人に聞いて「かかる…と思うなぁ…しらんけど」みたいなぼんやりした答えをもらうよりはこちらをチェックしたほうが正確だし何より100倍早いです。

ガス代ナウ

ガス代というのはGwei(ギガウェイ)という単位と仕事内容(NFTを買うとかそういう仕事)で決まります。それを日本円で換算する場合には日本円でのイーサの価格も関係してきます。つまり一般的に言ってしまえば「Gweiが高いときにはかかるガス代も高い」ということになります。Gweiはいろいろなところで確認出来ますが、このサイトだと過去一週間の推移が見られます。

ガス代なう

GasCalculator

Rarible、Foundation、Openseaで今だと何をやるのにだいたいいくら位のガス代がかかるかがわかります。
Rarible、FoundationはOpenseaのような「NFTをやり取りできる市場(マーケットプレイス)」です。マーケットプレイス、Foundationについてはこの記事で後ほど説明します。

GasCalculator

上の「ガス代ナウ」でもOpenseaについてのみ見られるのですがスクロールしなきゃいけないので、ぱっと見るにはこちらが便利です。

□Polygon/ポリゴンてなに?

Ethereumというのはとても大きな国(のようなもの)で使う人も多く歴史もそれなりにあるのですが、なにせ手数料(ガス代)が高いです。もうちょっと気軽にやり取りしたい(NFTに限らずいろんなやり取りを、気軽に)ということで、Polygonというネットワーク(これも「国」みたいなものです)が生まれました。Ethereumほど大きくないし使う人もEthereumに比べたら少ないのですが、なにせガス代が無料か、かかってもめちゃくちゃ安い(日本円換算で0.001円とか)ので気軽に使われています。

Openseaではどちらのネットワークも対応しています。Ethereumネットワーク用に作った作品を「Ethereum作品」とかPolygonネットワークに作った作品を「Polygon作品」と言ったりします。一度、Ethereum作品として作った作品を後に「Polygon作品に変える」ということは出来ません。

Ethereum作品しか作っていない、という人でも「プレゼントとして人に上げるものはPolygonでNFTを発行する」という方もいらっしゃいます。Ethereum作品だと無料で人に上げるにもガス代がかかってしまうんですが、Polygonだったら無料なので。

Polygonという国(みたいなもの)の通貨が「Matic(マティック)」です。ここ分かりづらいのですが、OpenseaでPolygonネットワーク上の作品をやり取りするときには「Polygonに持ってきたイーサ」を使います。正確には「WrappedETH」といいまして「ラッピング、包まれたETH」という意味です。「ラップドイーサ」だと長いので「ポリゴンイーサ」とか「WETH(ダブルイーサ、ウェス)」、あるいはただ「イーサ」などと呼ばれています。

よくある勘違いは下記です。

✕Polygonという仮想通貨がある。
→ありません。Polygonはネットワークの名前です、Polygonネットワークの基本通貨は「Matic」です。ただ人によってはこれらのことを理解した上で、「Polygonイーサ」「ダブルイーサ」と呼ぶのが面倒なので「Polygonのイーサ」のことを「Polygon」と言っていたりもします。

△PolygonネットワークでNFTを買うときには「Matic」で買う。
→Maticでも買えるんですがMaticで売っている人はあまりいません。それって日本国内で「うちの店、ドルしか使えません」と言っているようなものです。そういうお店もありますけどね。MaticはPolygonの基本通貨なのでガス代に使いますが、多くの方はOpenseaでPolygonネットワークのNFTを購入するためには基本的にWETHを使います。苦労して日本円をMaticにした、という人もたまにいらっしゃるんですが、基本的にMaticは100円分程度でもあれば十分ですし、OpenseaでPolygonネットワークを使ってNFTを売ろう、と思った場合、まず最初にMaticを用意する必要はあまりないです。

あと「Polygon作品売れたけどめたますくにETH入ってない!!!」と焦るのがだいたい皆さんが通る道です。大丈夫です、入ってますから。詳細はこちらの記事を。

 #応援NFTアーティスト 】OpenseaでPolygonの作品が売れてETHが入ってくるはずなんだけどめたますく上で見れない!という場合。(PC版/スマホ版)

あとは補足知識ですが、Polygonネットワークは昔は「Maticネットワーク」という名前でした。ネットワーク名がMaticネットワーク、その基本通貨がMaticだったのですが、2021年始めにネットワーク名を「Polygon」に変更しました。しかし基本通貨名はMaticのままです。ですからインターネット上の古い記事だと「Maticネットワークを設定しましょう」いう記載のままだったりもして混乱を生む要因になっています。

こちらもEthereum同様「Polygonネットワーク」と「Polygonチェーン」という場合のネットワーク/チェーンはほぼ同じ意味と思っていいです。

□ブリッジってなに?

上記のように、EthereumPolygonは同じくブロックチェーン技術を活用したネットワークで、いわば「国」のようなものです。この2つの国は別の国なので、それぞれの国で持っている通貨はそれぞれの国に対応させるようにしないと使えません。例えば、Ethereumの基本通貨「イーサ」はそのままではPolygonネットワークで使えません。使うためには「ブリッジ(橋)」と呼ばれるサービスを使って、Ethereumの「イーサ」をPolygonの「WETH」に変換してあげる必要があります。変換のためのサービスを「ブリッジ」で、変換することを「ブリッジする」と言ったりします。様々なチェーンをつなぐブリッジがありますし、Polygon公式が運営しているブリッジもあれば、公式以外の組織が運営しているブリッジもあります。これはいろいろな知識が必要になってきます。使い方によってはすごく高い手数料がかかってしまったり、最悪「ブリッジを通してこちらのネットワークに持ってこようと思ったけど途中で取り出せなくなってしまった!」という事故も起こりえます。使うときはよくよく調べることをおすすめします。EthereumからPolygonにイーサをブリッジする、のは手数料も安いし手順も難しくないと思いますが、逆(PolygonからEthereumへWETHをブリッジする)は結構難しいです。

□トランザクションってなに?

英語「transaction」は「取引」という意味なのですが、NFTにおいては「NFTや仮想通貨のやり取り」のことを言います。あなたが私にNFTを送ってくれた、というのは「あなたから私にTransferというトランザクションがあった」ということです。私があなたのNFTを買いたいと思い、0.02ETH払ったというのもトランザクションです。「ひとつひとつのやり取り」みたいなイメージです。NFTにおいてやり取りをすることを「トランザクションを通す」と言ったりします。「NFTを送ろうと思っているのにうまくいかない」といときに「トランザクションが通らない~」と言ったりします。

□MintとListってなに?

Mintとは「NFTを発行すること」です。本来であれば「NFTをアップしましたよ」とでも言えばいいのですがNFTのTは「Token(トークン)」で、代用"貨幣"の意味、コインみたいなものなんです。コインを現実社会で作るときには金属を型にはめて固めて作りますがそれを「鋳造(ちゅうぞう)」と言います。鋳造を英語「Mint」と言います。NFTもいわばコインなので作ることをMintと言っています。

Listとは「NFTに価格をつけて売り出す」ということです。アート作品は販売リストに載せて「これは誰がいつ作ったもので価格は◯円です」と記載します。NFTそれに則り、売りに出すことは「Listする」と言います。

詳細については私のこちらの記事を。

【 #応援NFTアーティスト 】Mint、List、そしてオークション。

□Giveaway(ギブアウェイ)、Airdop(エアドロップ/エアドロ)ってなに?

どちらも「無料やある一定条件満たしたらNFTあげます」というものです。実は2つもやっていることはNFTを「Transfer(転送)」しているだけです。Transferするための条件が違う、ということです。

Giveawayは「欲しい人は私のTwitterフォローしてRTしてね」とか、何かしらのアクションを求める場合が多いです。「そうしてくれた人の中から抽選で1名に」ということも多いので「懸賞」の感じですね。

Airdrop、エアドロップ、略してエアドロはAir(空気)からDrop(落ちる)ので、「なんにもしてないのにもらえた、空から降ってきた」という意味意味合いが強いです。例えば「AというNFTを持ってたら勝手にBというNFTももらえた」「◯◯というサービスを使ってたら勝手にトークン(仮想通貨)がもらえた」ようなことはAirdropと言っていいでしょう。「いついつまでに◯◯してくれた人全員にAirdropしますよ~」ということもあります。

※「なんでタダでくれるの?そんな美味い話あるの?」と不審に思われるかもしれません。まぁたまにあります。ただし、中にはそういう美味しいこと言って騙そうとする人もいるのでご注意ください。GiveawayなんかはTwitterでクリエイターがフォロワーを増やしたくてやっている場合がありますからその人のTwitter見ればなんとなくわかると思います。Airdropについては「このサイトにウォレットつなぐとエアドロがもらえるらしい…」みたいな話もあって、中にはそれで悪いことをしようとしている人もいないとは限りませんからぜひご注意ください。

□二次流通ってなに?

作った作者から売れたり渡る(流通する)ことが「一次流通」です。買った人から別の人に売れたり渡る(流通する)ことが「二次流通」です。

作者から購入者(Aさん)に渡り、Aさんから次の購入者(Bさん)に渡ることが二次流通。そのBさんから次の購入者(Cさん)に渡ることも二次流通です。

というのはオリジナルの作者からではなく、購入者から購入する市場(いわば中古の市場)が「二次流通市場」、SecondaryMarketと言うからです。

ただ、人によってはわかりやすく5人目の購入者に渡ったことを「五次流通しました!」と表現したりしています。

Openseaでは二次流通ロイヤリティを設定出来ます。これは「購入者から購入者に買われた場合、そのうちの何%かをオリジナルの作者に自動的に渡す」という設定です。これがNFTの面白いところで、現実社会ではなかなか実現出来ないことでした。ぜひ設定されることをおすすめします。

詳しくは私のこちらの記事を。

【#応援NFTアーティスト】二次流通ロイヤリティは何%にすればいいの?

□なんかhiddenフォルダに勝手にNFTが入ってるんだけどこれなに?

Openseaのアカウントを作ってNFTを売ったり買ったりしているとHiddenフォルダというフォルダに勝手にNFTが入っていることがあります。このHidden(隠された)フォルダというのは自分の持っているNFTの中で前面に出しておきたくないものをとりあえず背面に隠しておけるフォルダです。誰にも見えなくするものではありません。たどれば誰でも見られます。だから個人情報とか絶対に入れておいてはダメですよ。

他の人からNFTが送られるとまずここに入ってきます。以前はこのHiddenフォルダというシステムがなく、送られたら普通に前面(Collected)に入る仕様でした。この頃、いきなり無修正画像のNFTが送られたりして、本当に迷惑でした。それが前面に見えてしまうわけですからね。ひとまず一旦送られたものはHiddenに入るようになっています。Giveawayで当選してNFTが送られてきた場合も一度こちらに入ります。

その上で「なんか応募したつもりもないし、誰からかもわからないNFTが勝手に入ってるんだけど」という場合があります。その多くはなんかチカチカしたGIFアニメだったり、ドット絵や猿の絵だったりすると思います。これは何かというと多くは「新しいコレクション始めたよ!是非見てね!」という意味の「宣伝」です(これが宣伝になっていると考える人の気がしれませんが…)。チカチカしているのは「何種類もあるよ、君の好きなのもあるかもね」という意味で色々見せています。またドット絵や猿の絵はそういう超有名NFTがあるので「え?これがそれ?」と思わせて買わせるつもりでしょう。スパムメールのようにいわば「スパムNFT」です。基本的には気にしなくていいですし、もし気になるようでしたら私の「迷惑NFTの捨て方」の記事をお読みください。

【 #応援NFTアーティスト 】 迷惑NFTの捨て方。(バーンなんて出来ません)

□NFTで青いタコが流行ったのはなぜ?というか弁当さんって誰?

まず、弁当さんというのは「@benitopagotto」というTwitterアカウントの方です。

記事によって「ベニトさん」「ベンワさん」と呼び名がぶれてます。私は正確なお名前の読みは存じ上げません。この方は、RTFKT(アーティファクト、と読みます)というスタジオの創設者の一人です。RFKTというのはNFTスニーカーが3億円(!)で売れるなど超有名NFTスタジオで、昨年12月にはNIKE(あのナイキです)に買収されました。そのスタジオの有名NFTコレクションが「CloneX」です。

NFTで青いタコが流行ったのはなぜ?というか弁当さんって誰?

https://twitter.com/benitopagotto/status/1492859645337214976?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1492859645337214976%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fcharoncrypto%2Fn%2Fn7983385c02a5

これを受けて一人の方が彼に「今あなたがアイコンにしているCloneXのファンアートを描いてよいか」を確認しOKを得ました。そのため多くの方が彼のアイコン(これです→ CloneX #4)のファンアートを描きました。このアイコンの頭の上に青いタコが乗っています。これが青いタコを頭に載せたファンアートが描かれた理由です。※このファンアート製作は@benitopagottoさんご自身が「もう十分楽しみました」とTweetしたことで一旦終了しています。

https://twitter.com/benitopagotto/status/1494258041331585030?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1494258041331585030%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fcharoncrypto%2Fn%2Fn7983385c02a5

また@benitopagottoさんご自身が「私は日本人の友人からは弁当さんと呼ばれています」とTweetされています。その流れで、日本では彼は「弁当さん」と呼ばれることになりました。

https://twitter.com/benitopagotto/status/1493265148898861056?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1493265148898861056%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fcharoncrypto%2Fn%2Fn7983385c02a5

□OpenseaのひとつのコレクションにEthereum作品、polygon作品どちらも入れられるの?

入れられます。Openseaでコレクションを作ったときに最初にEthereumかPolygonを選んだと思います。これは「このコレクションに作品アップする時、デフォルト(基本)で表示するネットワークはどちらにしますか」と聞かれただけでした。つまりここでEthereumを選んでいたら、基本Ethereumの選択肢が出てきますが、Polygonにしたければ選べます。逆も同様です。

※ちなみにこの「コレクションのデフォルトのネットワークは一度決めたら変更できません。更にいうとここでPolygonを選び、そこにEthereum作品を入れると本来のEthereum作品の機能がいくつか使えなくなる場合があります。ですのでここでデフォルトネットワークは常にEthereumを選んでおくのが無難です。

詳細はチビ画伯のこちらの記事を。

【NFT】Polygonデフォルト通貨のコレクションでイーサリアム作品にオファーができない?!

※※ちなみに作品は後でコレクションを移動させることも可能です。その作品が他の人の手に渡ったあとでもその作品を別のコレクションに移動させることも出来ます。

□マーケットプレイスってなに?

マーケットプレイスとは「市場」という意味です。インターネット・マーケットプレイスといえばインターネット上でいろいろなものが売買出来る市場です。たくさんありますよね、Amazonもそうですし楽天市場もそうでしょう。そしてNFTマーケットプレイスといえば「NFTを売買出来る市場、サイト」ということです。有名なところではもちろんOpenseaでしょうし、下記に紹介するファウンデーションもそうです。小さいのから大きいのから、どんどん出来ています。日本企業が運営するマーケットプレイスもありますし、今もどんどん出来つつあります。

□ファウンデーション(Foundation)てなに?

OpenseaというのはNFTのマーケットプレイス(市場)なのですが、そういうマーケットプレイスは大きいのから小さいのまでたくさんあります。そして、ファウンデーション(Foundationというのはそういうマーケットプレイスの一つです。略してファンデとかFNDとも言われます。Openseaは誰でも出品できますが、ファウンデーションは招待制です。招待を受けた人のみが出品出来る、逆にいうと招待された人しか出品が出来ません。ですから、Openseaと比較して作品、作者の質が高いと言われています。結果として高額の作品が出品されていたり、作品が高額で購入されたりしています。買うためには別に招待はいらないですし、ウォレットを繋げばアカウントが出来るので興味あれば見てみればよいと思います。

□アドレスが.ethになってる人がいるのはなぜ?

NFTのやり取りはウォレットアドレスでやっているわけですが、それ長いですよね。例えば私のアドレスはこれです。

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長いから覚えられないしこれを言葉(電話なんかで、まぁ無いと思いますが)で伝えるのかなり面倒くさいですよね。更にもしかすると最後の「d」をコピペするとき抜かしてしまって、間違ったアドレスに送ってしまうかもしれません。そのために自分のアドレスを短く表示してくれるサービスがあります。(有料です) EthereumNameService、略してENSといいます。

公式サイト→ENS

ここにいって自分の好きな文字列(例えば私ならcharoncrypto)を検索して、誰も使ってなければcharoncrypto.ethというアドレスを自分の物にできます。

charoncrypto.ethは私のウォレットアドレス「0xC23274347e8Aa82d363140d3cefb71Ff588EfFed」と連動しているため、charoncrypto.ethに送ればこのアドレスに届きます。「charoncrypto.eth」ならギリギリ電話でも伝えられるかもしれません。(まぁだいたい文字で伝えますが)

気になるお値段ですがガス代が日々変わりますが今だと例えば「charoncrypto1.eth」というアドレスを2年間保有するのに44ドル(に相当する分のETH)程度です。

アドレスが.ethになってる人がいるのはなぜ?

文字が短いほど高かったりします。値段を見るだけなら無料なので「いくらくらいなのかなー」と見てみてもいいかもしれません。

※購入代金とガス代はEthereumのイーサで支払う必要がありますPolygonのイーサ(WETH)を持っていても購入できないのでご注意を。
※※送る場合にはPolygonネットワークに対してでもこのアドレス(私の場合だとcharoncrypto.eth)が使えます。

□独自コントラクトってなに?

コントラクトとは「契約」という意味なのですが、というのはまぁ言ってしまえば「プログラム」です。NFTは自動的なプログラムで作られています。例えば「このNFTは好きに価格つけて売りに出せて、売れたらそのうちの◯%は元の作者に、残りは売った人に渡す」ということがプログラム(コントラクト)に書かれたりしています。こういうのが自動的に出来るよう書かれているので、売った人が「えーっと、これは◯%からそれを作者に渡して…」とやらなくていいわけですね、便利です。しかしこういうコントラクトを作れる人、書ける人というのは多くありません。私も書けません。つまり、本当に0からNFTを発行できる人は多くないんですね。でもOpenseaは「コントラクト書けなくてもうちのコントラクト使えばカンタンにNFT発行出来ますよ」と言ってくれています。いわばSNS感覚で、自分の作った作品をOpenseaのサイトにアップすれば簡単にNFTが発行できる。これはつまり「Openseaのコントラクトを間借りしている」ということなんです。

※これはシンプルに「Openseaのコントラクト」としか呼びようのないものです。でも人によって「共用コントラクト」「共有コントラクト」と呼んだりしています。確かに「Openseaのコントラクトを共用/共有している」わけで間違ってはいません。ただ他のマーケットプレイス、例えば「カロンSea」という「NFT市場」があって、そこも「どうぞうちのコントラクト使ってくださいね」と言ったらそれは「カロンSeaの共用コントラクト」ということになりますよね。「共用コントラクト/共有コントラクト」という言葉にあんまり意味がない(間違ってはいないんですけどね)ということはご理解頂いたほうがよろしいかと思います。

Openseaのコントラクトは簡単に誰でもNFTを発行できる代わりにあまり複雑なことは出来ません。例えば人気のNFTだと「最初はみんな同じ絵なんだけどある指定の時間に一斉に中身が見える」みたいなものもあります。こういうのは自分なりにコントラクトを書いて設定しないと出来ません。これがつまり「独自コントラクト」ということです。

メリット/デメリットは以下です。

【独自コントラクト】
・いろいろ出来る、時間が来たら絵が変わるとか。
・その代わりコントラクトを書くシステム的技術が必須。
・発行するためにはガス代がかかる。
・コントラクトが複雑であればあるほどガス代がかかる。
・他のマーケットプレイスに持っていける。
Openseaのコントラクト】
・簡単、誰でもSNSの感覚でNFTを発行できる。
・PolygonでNFTを作るならガス代は無料(実は0.001円分とかガス代がかかっているんですがOpenseaが肩代わりしてくれてます)。
・複雑なことは出来ない。
・Openseaの都合で「今後は使わせません」とか言われる可能性も無くはない。
・他のマーケットプレイスには基本的に持っていけない。

こういった違い(メリットとデメリット)があります。

※多くの方、多くのプロジェクトが独自コントラクトでNFTを発行(Mint)しています。そもそもOpenseaが「うちのコントラクト使ってNFTをMint出来ますよ」というまでは基本的に独自コントラクトだったわけですから。あなたも独力でなのか誰かの力を借りてなのか独自コントラクトでNFTをMintすることは今後考えられると思います。その際にはぜひ信頼出来るサービスを使い、信頼できる人と組まれるべきです。これからどんどんそういうサービスは出てくると思いますし、そういうことをやってくれる頼れる技術者の方もたくさんいらっっしゃいます。今もいます。

しかし、私が一番恐れているのは例えば「私が無料であなたの独自コントラクト作ってあげますよ~」みたいな感じで怪しい人がよってきてあなたのNFTに悪意あるプログラムを仕込む、といったことです。仮にプログラムがお粗末で「ちゃんとイラストが表示されない」くらいならまぁ買った人にごめんなさいとお詫びをして、場合によってはETHを返せば済むかもしれません。しかしもっともっと悪意あるプログラムだったら?最悪の場合「あなたのNFTを持った人のウォレットの中身を勝手に抜いて独自コントラクト作った人に送るNFT」だったら?めっちゃ怖いですよね。どう責任取っていいかわからない。くれぐれもこういう人には気をつけてくださいね。

□独自コントラクトかどうかってどうやったらわかるの?

実はとっても簡単に確認することが出来ます。Openseaならば、その作品のページで「Details」を開き、ContractAddressの欄の右の青いリンクをクリックしてください。

独自コントラクトかどうかってどうやったらわかるの?

Ethereum作品だとこういう画面が出ます。

Ethereum作品だとこういう画面が出ます。

Polygon作品だとこういう画面が出ます。

Polygon作品だとこういう画面が出ます。

上記2つの画像、荒くて申し訳ないのですが、右下のTracker/TokenTrackerにOpenseaのロゴと、Openstoreと記載されています。

これがつまり「Openseaのコントラクト」です。ですから「このNFTはOpenseaのコントラクトを利用して発行されたNFTだ」ということがわかります。ここがOpensea以外であれば「独自コントラクト、少なくともOpensea以外のコントラクトを利用して発行されたNFTだ」と言えます。

例えばこちらが私の、独自コントラクト版ハッピーマンのTokenTrackerです。

TokenTracke

Happymanと書いてありますね。ですから独自コントラクトだ、とわかります。

□補足:ファウンデーションにおける独自コントラクト

独自コントラクトについてOpenseaの例を上げてきましたが、ファウンデーションではどのようになっているでしょうか。補足しておきます。以前は「ファウンデーションのコントラクトを借りて発行する」ということが出来ました。つまり「ファウンデーションの共用/共有コントラクトを使ってNFTを発行する」ということが出来たということですね。しかし今はそれができなくなってます。ファウンデーションでは現在、まず「コレクション」を作る必要があります。このコレクションが独自コントラクト(つまりあなただけのコントラクト)となります。そのコレクション内に発行するあなたのNFTは「ファウンデーションの機能を使って、あなたの独自コントラクトで発行されたNFT」ということになります。

例えばこちら。今現在私が保有しているYorutaさんの作品です。

ぜひこの作品を見てみて(↑上のリンクをクリックしてみて)ください。

作品の下に作品名「Librarian」と作成(Mint)された日が記載されており、作者「Yorutaさん」とコレクション名があります。コレクションは「Flat Girl」ということですね。

このコレクション名をクリックするとコレクションのページに飛びます。

さらにここにある「YFG」をクリックしてリンク先(Etherscan)に飛んでみてください。

するとTrackerの欄には「Flat Girl(YFG)」とありますね。これで「これは確かにFlat Girlという独自コントラクトだ」とわかります。

ここで勘の良い方はお気付きかもしれません。「え?ファウンデーションで発行されたNFTが独自コントラクトということは、ファウンデーションの作品は別のマーケットプレイスでも表示されるの?」と。はい、表示されます。

上の画像はLooksrareというマーケットプレイスの私のアカウントです。このマーケットプレイスは自分が保有している「Ethereumネットワークの、独自コントラクトで発行されたNFTのみ」表示されます。表示された上に売買が出来ます。真ん中、赤で丸く囲った作品は私がファウンデーションで購入したYorutaさんの作品です。これは独自コントラクトの作品ですからこちらでも表示されています。一方、左下に赤線で引いた作品は、Ethereum作品なんですが独自コントラクトではなく「Openseaのコントラクト」の作品なので表示されていません。(表示されていないですが売買は可能なはずです。売ったことがないのでわかりません)

※Looksrareでの売買を私自身はやったこと無い(正確にいうと売ったことがない、買ったことはある)ので正確なところはわかりません、すいません。ご利用は自己判断でお願いします。

□Etherscan/Polygonscanってなに?

さっきから度々、EtherscanとかPolygonscanなどの画像を挙げていますが、これについて説明します。これらは「分散型電子台帳」というものです。Ethereumネットワーク上でのやりとりはすべてEtherscanというサイトに、またPolygonネットワーク上でのやり取りはすべてPolygonscanというサイトに記録されています。誰がどのNFTをいついくらで買った、誰が誰にいくらの仮想通貨を送った、などということが記録されいるノートみたいなものです。インターネット上(電子)の、記録ノート(台帳)ですから電子台帳です。こういうのって今までは誰かのパソコンに保存されていたり、どこかのサーバーにありましたよね。そのパソコンのハードディスクがクラッシュすると消える、サーバーが止まるとアクセスできない、ということが起こりました。EthereumやPolygonは「分散化」されています。バックアップをどこかにおいてある、ということではなくて「正しい本当のデータがいろんなところに分散しておいてある」ということです。ですから基本的には「一瞬で、何万台ものパソコンがクラッシュする」ということが起きないとデータは消えません。(わかりやすく言ってますからね、ちょっとの論理的矛盾はご勘弁を)

□DAOってなに?

すごーくシンプルにいいますが「会社やプロジェクトのあたらしい形」です。明確なリーダーがおらず「みんなで決めてみんなでやっていこう」という組織の形です。暗号資産は誰がいくら持ってるかが誰でも見られるのでそれを組織と組み合わせて使うととても民主的な、非中央集権的な組織を作ることが出来ます。(構想したけどうまくいかないということもあります)
ちなみに非中央集権というのは、「中央集権ではない」ということですね。中央集権というのは「誰かが中央にいてその人が権力を持っている状態」ということです。例えば普通の会社であれば社長だったり取締役会が権力を持っていて決められますよね。それだと仮に社長が辞めたら組織の方向性は大きく変わりかねません。そうではない組織、ということです。DAOは「Decentralized Autonomous Organization(分散型自立組織)」の略です。Ethereum自体も「DAO」によって運営されています。中央の人がいないので、誰がいなくなっても方向性が変わりづらいと言える、せめて「言えなくはない」と言えます。

□NFTJPNってなに?

Coming soon…

□クレイトンってなに?

Coming soon…

□ジェネラティブNFTってなに?

NFTだけに限らないのですがGenerativeというのは「(自動)生成的な」という意味です。仮に100種類の作品を作りたいとします。通常ですと1枚1枚描いていく必要がありますよね。しかし「福笑い」をイメージしてほしいのですが、顔1パターン・目4パターン・鼻5パターン・口5パターンを用意して全部組み合わせるとします。そうすると顔1×目4×鼻5×口5=100種類の顔が出来る、ということになります。描いたのは顔1・目4・鼻5・口5の計15枚のイラストだけなのですが。

このように様々な要素(これでいえば顔、目、鼻、口)を組み合わせて作る作品を「ジェネラティブ作品」と呼びます。

「1,000作品NFTを発行したい」と思ったときにひとつひとつ手書きして一個一個Openseaにアップ(Mint)していたら大変です。そうではなくてプログラムを組み自動的に各要素を組み合わせ、プログラムで一気にOpenseaアップする、といったNFT作品もあります。これがジェネラティブNFT作品です。さっきの「福笑い」の例えで言えば、要素をもう少し足して「髪型5パターン・髪飾り2パターン」を足せば、1×4×5×5×5×2=1,000作品、しかも1枚1枚が全部違う一品物、ができることになります。

更にいじると「レアもの」を作ることも出来ます。目・鼻・口・髪型・髪飾りが違う1,000作品があって、そのうちの一つだけ「ペンダントつける」としましょう。そうするとペンダントをついているのは1,000分の1になります。このような形でレア度(レアリティ)をつけたりして希少価値を高めているNFTコレクションもあります。

□ホワイトリストってなに?

略してホワリス、WLと言ったりもします。優先購入権と思ってもらって大丈夫です。人気NFTプロジェクトですと発売時にみんなが集まり、クリック戦争とも呼ばれることが起こります。つまり「絶対欲しい!できるだけ早く欲しい!」となりみなさんが殺到するということでですね。この際にプロジェクトによっては「ホワイトリストを◯枚配布しますよ」ということで優先的に購入出来る権利を配布したりしています。そのホワイトリストを得るための条件はプロジェクトによって様々です。例えば「Discord(チャットやSNS機能のあるサービスです)に◯人を招待してくれた人」とか「Discordでたくさん発言して盛り上げてくれた人」と言ったものです。優先購入権ですから通常の方よりも先に購入できたり確実に購入できたり、安く購入できたりします。

□バイナンスって何?

バイナンス(Binannce)は世界最大の仮想通貨取引所です。日本の仮想通貨取引所では扱っていない仮想通貨も扱えたりするのでこちらに口座を持っている方も多いです。例えばMaticは日本の取引所では買えません(2022年2月現在)。もしMaticを手に入れたければバイナンスに口座作って日本の取引所から仮想通貨をそこに送り、交換するという手順が必要になります。バイナンス以外でもMaticを扱ってる海外取引所はありますので必ずしもバイナンスを使う必要はありません。
そしてバイナンスはBinanceSmartChain(略してBSC)というネットワークを運営しています。Ethereum、Polygonと同様にBSCがあるということです。Ethereumの基本通貨はイーサであったようよう、BSCの基本通貨はバイナンスコイン(BNB)というものです。BSC上のNFTマーケットプレイスもあります。

□ステーブルコインってなに?

Coming soon…

□JPYCってなに?

Coming soon…

□蛇口ってなに?

特にPolygonにおいて、Faucet(ファウセット)というサービスがあります。(他のネットワークでもあったりします) Faucetは英語で、日本語に訳すと「蛇口」です。Polygonのガス代ってすっごい安いんです(0.001円分のMaticが必要、とか)が、その0.001円でもやっぱり無いと出来ないことがあるんですね。その0.001円のために、口座作って日本円入金してイーサを買ってそれを海外取引所に送って…それでMaticに交換して…ってめちゃくちゃ面倒くさいですよね。「だったらちょっとのMaticを上げるよ」というサービスがあります。なぜそうなってるのかはいろいろな理由がありますので割愛。そういうサービスがFaucetです。蛇口をひねればMatic(という仮想通貨)が出てくる、みたいなイメージですね。きちんとしたサービスもありますが、中には「ここ蛇口ですよー仮想通貨あげますよー」と言いつつ悪いことをしようとしているサイトもあります。ですのでとりあえずは「よくわからない」という人は使わないほうがいいかもしれませんね。それこそちょっとのMaticなら私があげますし。10円分とかあればだいたい十分だったりしますから。

□プルーフオブ…なんとかってなによ?

Coming soon…

□なんかコインチェックとかみたらもうひとつ「イーサリアム」というのがあるんだけどこれなに?

それは「イーサリアムクラシック」というネットワークの通貨「ETC」という仮想通貨です。イーサリアム、イーサ(ETH)とはまったくの別物です。いま時点で1ETHは約27万円ですがイーサリアムクラシックの通貨ETCは、1ETC2,700円です。今日は偶然「27」なので「連動してる?」と思われるかもしれませんがまったく連動してないです。2つの仮想通貨の値動きは関連性がありません。ETHが上がってETCが下がる、ETCが上がってETHが下がるということもありえます。Ethereumに昔、ちょっととある出来事があった際に、分裂しました。そのあたりは「The Dao事件」でググってみてください。ひとまず、OpenseaでNFTをやり取りするためにETCを買うのは今の所間違いです。ETC買ってもOpenseaでは使えません。

□ゴックスってなに?

シンプルにいうと「自分の暗号資産を失ってしまうこと」です。本来の意味は昔あった仮想通貨取引所「マウント・ゴックス」というところが大量のビットコインを失ってしまいました。(詳細については調べてください)それによりその取引所にビットコインを預けていた人たちは資産を失ってしまいました。ここから「なんらかの事情、特に窃盗やハッキングなどにより暗号資産を失うこと」を「ゴックスする」というようになりました。そして「自分の不注意(操作ミスとかアドレス間違いとか)で暗号資産を失うこと」をセルフ(自分自身)でゴックスするという意味で「セルフ・ゴックス」と呼ぶようになりました。今となっては「ゴックス」はセルフ・ゴックスの意味が近いです。「よく調べないとゴックスするよ」みたいな言い方ですね。いま、詐欺や窃盗で暗号資産を詐欺師や悪い人に取られてしまうことは「ラグられる」という言い人が多いです。「ラグ」については次で説明します。

□ラグるってなに?

元々の語源は「Rug Pull(ラグプル)」という言葉です。「ラグ」は絨毯、Pullは引っ張る、ですね。絨毯ごと引っ剥がされるということでそこに立っていた人たちは転び、床においていたかばんごと全部取られるという比喩です。つまり運営者側が嘘をついてお客さんの資産(仮想通貨やNFT)を全部持っていってしまうこと、です。NFTではあまり起こりませんが怪しげな暗号資産投資サイトでは結構あったりします。「あの仮想通貨プロジェクトラグだったぞ!」「あのプロジェクト、運営がラグった!」「ビットコインラグられた…」みたいな言い方がされます。よくわからないサイトには近づかないほうが無難です。

詳細は私のこちらの記事を。

【 #応援NFTアーティスト 】魔界の歩か”ず”方

□Twitterで作品紹介したら「Promote it @…」とかいうリプライがついたんだけどこれなに?

単なるフォロワー集めのスパムリプライです。無視してください。

□英語で「あなたの作品を宣伝してあげましょうか?」というDMがきたんだけどこれなに?

詐欺か、「だからお金ちょうだい」というセールスです。無視してください。返信したら「このアカウント返信くれるでー」とそちら界隈で情報が周り更にDMが来るようになります。

□英語で「あなたのNFTが素晴らしいので仕事を依頼したい」という内容のDMが来たんだけどこれなに?

詐欺です。無視、出来れば通報してブロックしたほうがいいでしょう。返信すると更にこういうDMが来る様になりかねませんし、一番最悪なのはDMでリンクが送られ「こちらに添付ファイルをアップしておきました」と言われます。そしてその添付ファイルをダウンロードし解凍するとウィルスにかかる、と。よくわからない添付ファイルはちゃんとウィルスチェックしてから解凍するようにしてください。これはNFTだから、ではなくてインターネット、Twitterを使う上でのルールなんです。

バリエーションとして「うちの会社の社長があなたのNFTを気に入ったので似顔絵を描いて欲しいと言っている」とか「うちの妻があなたの作品を…」「今度、クロアチアでベーカリーをやるんですがあなたのNFTが素晴らしいのでロゴデザインを頼みたいと思っている」なんてのがあります。基本無視で大丈夫です。

□「Metamaskのこと教えてー」とTweetしたら「ここに情報入れたらサポートしてくれるよ」みたいな英語のリプライがついたんだけどこれなに?

詐欺です。そのリンクにいくとメールアドレスやめたますくのシードフレーズを入れるように、と言われます。シードフレーズをそこに入れてしまうともう終わりです。あなたのウォレットは乗っ取られ、仮想通貨はすべて取られます。シードフレーズは絶対に人に教えてはいけませんし、ましてやよくわからないサイトで入力してはいけません。TwitterでMetamaskとつぶやくとそれを検索して「サポートはここだよー」という人(悪い人)が湧きます。もしめたますくのことをTwitterで書きたければひらがなで書くのをおすすめします。※そうすると日本語で「サポートはここだよ」という人(悪い人)が湧くかもしれませんけど、いまのところあまり多くはないです。

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