現代抽象画家のナカムラカオルです。皆さんはじめまして!作品に込めた思いや取り組み方などあまり言葉として書いたことが無かったのですが、この記事を読んだ後に作品を観てちょっとでも作品の味を感じてもらえたらなと思っております。
もくじ
1_NFTクリエイター「ナカムラカオル」とは?
大学時代、建築を専攻し、設計する際に頭の中にあるアイデアをドローイングとして出す際、
色鉛筆やペンで描く事も絵画として成立するのではないかと感じ絵を描き始めました。
大学卒業後、新卒で入った会社で熱中症となり車椅子の生活を余儀なくしましたが、自分に対して戦いを挑むかの様に画家を志しました。
リハビリや絵のおかげで2年間で完治でき、闘病生活を終えてもクリエイト出来る、環境や人に感謝をしながら今まで活動を続けてきました。
今はデザイナー、動画製作、ハウスクリーニング業、とパラレルに仕事をしながら、
日々の記憶や断片を視点として製作に反映させながらNFTも製作しています。
2_なぜNFTを作っているのか?
作品名)024_ハイトーンと浜辺(High Tones and Beaches)022_Music Snakes010_待っているフレンド(Waiting friends)
なんとも言えないジワッとする気持ちを心象風景として表現しています。
現在取り組んでいるコレクションのKAIOUSEI-kunは、私の気持ちの分身でもあり、
惑星でもあり、誰かの心にちょこんと居座る様なファニーでユーモラスな存在として感じてもらえるような作品を出しています。
一人一人の心の場所(此処)を創り出してくれる作品を作っています。
https://twitter.com/KAIOUSEIkun110/status/1498348805212700673
3_NFTをはじめたきっかけは?
NFTを始めるきっかけになったのはInstagramを観ていた際に、芸術家の村上隆さんのRTFKTスタジオとのコラボレーションを目にして、NFTという言葉を知って調べました。
去年の12月に自分の抽象画の作品を初めて出したのですが、どのように進めていいか迷走していました。
一旦軌道を修正してやりたいと感じ、どうしたものかと思いながらTwitterで検索していた所、可愛らしいキャラクターで攻めている方が多いなと感じ、思い切ってカイオウセイくんを作りました。
カイオウセイくんは名前の通り惑星の海王星をモチーフにしています。
綺麗な惑星でありながら、誰も本物を観たことがなく(見れたら凄いですが…笑)何処か、遠くひっそりと佇む存在として太陽系の第8惑星として宇宙にあります。
はたまた私が描く抽象画はChaos Moment Texture(乱雑な瞬間的質感)として、乱雑だがそこに意図的な色でなく、偶然に起こる現象と捉え表現しています。色の枯渇を感じ、その飢えを隠すように色や技法を重ね、乱暴だが心が響く作品を作っています。
この説明を聞いて、は?っと思う人の方が大半で、私の感じてる事は、分かってもらい難いにくい事だと思います。
しかし惑星の距離と、世間の抽象画に対する距離感は何処となく遠い惑星のように感じます。
他者からは遠く、私には近く感じ、難しいと思う気持ちは全くなく、その距離は私にはキラキラし隣に居るように感じます。
この距離感を緩和すべく、KAIOUSEI-kunは色彩の海を渡る水先案内人として、
身直に色を楽しむ事の出来る場所に連れてってくれるのではないかと言う期待を込めて、私の存在意義を定義してくれる相棒として打ち出しました。
4_創作活動をするときに意識していることは?
喜怒哀楽から生活の中の思いがけないスパイス。
頭から出る物ではなく身体から動かされるもの。
自分ではない場所の突き動かされるアイロニー。
深層心理の中でうごめく甘美で刺激的な魔物。
湯が沸き上がる30秒前の熱さ。
目に入るモノすべてが画材。
一つのデバイス(表現)に限定をさせない。 自分や他人、内的外的を横断する。
製作する時に意識するのは、自分の実体験(仕事や日常生活)や思い出(幼少時代、人との会話)を写真や色として出した時にどう見えるのか、どう感じで貰えるかを意識しながら制作しています。
写真は携帯で撮り、ただの色にならない様にKAIOUSEIくん(カイオウセイくんになりきって)がどんな場所にいるか、どんな気持ちで此処にいるかを考えて配置しています。
色の選択は、自分の舌からの情報(味覚)を意識して行っており、この景色からはどんな味がするか、
色から甘いや苦いなど色をどう調合したら美味しい色になるか、
綺麗な味になるかという所にもポイントを置いて色で料理するような感覚で写真を撮ったり、色選択をしています。
色のカメレオンになって憑依しながら取り組んでいます。
5_作品実績
2015年 CoCoLo長岡店 蕎麦×アート展
2017年 個展「直立歩行展」
2017 S/S 新作 New items exhibition 着物デザインを発表
2019年 第一回全日本芸術公募展大賞展・入選展 佳作
2022年 第三回Art Market in 台場 グループ展発表
森の淑女
2019/10/21
title 森の淑女
size 900×900
美しさにはとげがあり怖さがある。一瞬、神秘的な世界が見え形が増幅してくる。
心臓や女性の後ろ姿、恐竜の背びれなど恐怖と美貌はとても似ている。
浮き雲
2019/04/21
title浮き雲
size 900×900
生々しく爆発し流動を繰り返している雲を不確定の中で漂うものを掴 |みコラージュしながら構成した。
適当な感覚と自ら手を伸ばす感覚の中でその延長にある美を求めて探求を続けている。
赤は生きていると自覚させてもらえる色。 赤が山に霞む霧のに垂れ下がっている。
目や手の感触や情報の他に意図的にではなく自然に湧き上がる刻々と変化
須臾(しゅゆ)
2020.10.26
title 須臾(しゅゆ)
size 157×183
一秒でさえ無数の散らばりがゆらゆらひろがる。
鳥
2020/02/22
title鳥
size 910×727
きかがくかいじゅう
きかがくかいじゅう(2017-5-20)
原宿・渋谷のメンズ着物 & 浴衣専門店 ROBE JAPONICA 様より メンズ着物の柄のパターンの依頼を受け制作した作品自分の様々な視点から角度によって色々な見方が出来る 現代の着物と考え取り組んだ作品。
6_今後の展望
今後の展望としては抽象画家、NFTクリエイターとしてナカムラカオルをより多くの人に認知してもらえるようになりたいなと思うと共に、作品をもっと魅力的に見せられる様にコレクションにしていきたいです。また絵画コレクションをfoundationで展開していけたらと考えています。
7_今後参入するNFTクリエイターさんに一言
自分自身の色や独自の表現は新しい場所に宿ると思います。貴方の表現を応援してくれる場所はここにあると思います。
今感じたものを直球で伝えて拾って貰える場所だと感じます。
まだ定義が難しい市場の中で、世界と戦える場所が広がっていると思います。
自身の好きで世界と戦いましょう。