オニコン×インドネシア交流会開催!海外市場でNFTを販売するには?

皆さんこんにちは、いつもオニコンNFTラジオを聞いていただきありがとうございます!オニコンNFTラジオメディア編集部のfurin (フーリン)です。普段は父と娘(小学生)で楽しみながらNFT制作をしたり、NFT作品を紹介するブログを書いています。

本日はオニコンNFTラジオと、インドネシアの海外NFTアーティストの皆さんとの交流会報告です♪

日本でNFTを売買しているとOpenseaFoundationがメインだと思いますが、objktという海外のNFTのマーケットプレイスをご存知ですか?私は初耳でした。今回の記事ではobjktやその他の新しい海外のNFTマーケットプレイスを知り、海外市場へ自分の作品を届けるためのチャンスが得られるかもしれません。ぜひこちらの記事を読んで、NFTの海外マーケティング手法などの知見を深めていただけると嬉しいです。

2022年2月23日のオニコンNFTラジオは初のインドネシア交流会を実施しました。以前gengoyaさんがオニコンNFTラジオに作品宣伝としてスピーカー登壇。その時、Opensea以外の海外NFTマーケットプレイスや、インドネシアのNFT市場について軽く意見交換したところ意気投合。早速オニコン×インドネシア交流会をやろう!となり今回の開催となりました。

共同ホストはobjktという海外のNFTマーケットプレイスで約37,000XTZ(2022年3月1日時点|日本円で1,500万円)の実績を残しているgengoyaさん。インドネシアの市場や海外向けNFT販売マーケティング手法など、実績を残されている複数のクリエイターさんの生の声も交えながら意見交換することができました。なかなか他では聞くことができないエッセンスが満載で大変価値ある意見交換ができたと思います。

もくじ

オニコンNFTラジオ×インドネシア交流会の開催目的は?

イベントを盛り上げるために、こんなにも素敵なポスターをMonday Art Clubさんが作成していただきました!

今回の交流は、イベントとして1回で終わらせるのではなく、1時間くらいの交流を継続的に行っていきたい。国それぞれNFTの文化が違う、どんな国でもこれからNFTは世界中に広がることなので、緩く、楽しくつながっていきたいという思いのもとで続けていくつもりです。

交流会の音声ログ

Twitterスペースの録音は30日間ですので、2022年3月22日まで聞くことができます。

それ以降はアイコンさんのスタンドFMで要約された内容が聞けますので、こちらもぜひ合わせて聞いてみて下さい。

iconmania
国が違えば・・・
価値観も違うしNFTのミント&リスト方法も違う・・・
すごく勉強になったよ☺
テリマカシー❤ "Terima kasih" ( ありがとう)

【107】インドネシアのNFTクリエイターと国際交流

インドネシア参加メンバー

gengoyaさんは日本在住のインドネシア人。インドネシアの現地からは5名参加の合計6名です。Twitterの固定ツイートを貼り付けておきますのでぜひご覧ください。

1,gengoyaさん

2,gilangndaruさん

3,Stefany Zefanyaさん

4,Monday Art Clubさん

5,Durhminicさん

5,Peter Christian Cungさん

6,rhadiskaさん

Collection

インドネシアと日本の意見交流会

意見交換形式は主にインドネシア側の海外NFTアーティストがスピーカーとして上がり、共同ホストのgengoyaさんが他己紹介。加えてご自身の作品を紹介しつつ、日本からの質問に答えながら意見交換をしていきます。

まずはじめにOpenseaFoundationobjktHENなど様々な海外のNFTプラットフォームに出品して実績を上げているgilangndaruさんと意見交換しました。

1,gilangndaruさん

iconmania
1つの絵に対して10枚ずつ出品されていますが、インドネシアではこのような形式が主流ですか?

Openseaだけではなく、様々なプラットフォームに出品しています。1枚モノはFoundation、10枚ずつはOpensea、20~30枚はobjktを利用。Openseaでは二次流通を促すために10枚ずつ設定しており、実際に二次流通が活性化しています。(gilangndaruさんはFNDの公式マークが付いている凄い方です)

Kominato
Discordは具体的にどのように活用していますか?

主にgilangndaruさんの作品にについてディスカッションしている場です。コミュニティーマネジャー(モデレーター)がいます。

gilangndaruさんの役目は作品を作り、たまに挨拶するのみ。モデレーターはそれ以外のことをやっているという完全分業制。(Discordの人数は800名)クリエイターは作品制作に集中できる環境です。

iconmania
作品の購入者はどの国の人が多いですか?

一番多いのはアメリカ、2番目はインドネシア、最近はインドのコレクターも増えています。

iconmania
どのように作品を知ってもらうための活動をしていますか?

コレクターが何かを買ってくれたら無料の特典をあげています。カードのCollectionを出品中。カードは10種類あり4枚集めると大きいピースをもらうことができるという取り組みもしています。

ONIちゃん
0N1 Forceに応募したからアメリカのコレクターに見られたということはありますか?

0N1 Forceは海外のNFTプロジェクトです。

0N1 Forceのファンアートコンテンストに参加して注目を浴びました。そこからDMなどでやり取りをするようになり、フォロワーも増えていき認知度があがりました。

iconmania
Giveaway企画はインドネシアでも行われていますか?

頻繁にしています。買ってくれた時はコレクターたちに必ず何かをあげるということは文化になっています。Giveawayとは呼ばず、エアドロが主流。1個買ってくれて1個無料でエアドロするわけではないが、数個購入してもらってから送るなど工夫をしています。

2,Stefany Zefanyaさん

アナログイラストレーターで、インドネシアのNFT界隈の中でも始めの頃からやっている。様々なNFTのプラットフォームに出品しており。ジェネシスという作品をknownoriginという海外のNFTプラットフォームに出す予定です。この作品が今までの中で1番サイズが大きな作品になっています。

私の作品は、いつも頭の中で考えていることをイラストの形にしており、今回の作品は「欲望」をテーマにしています。NFTの作品は9割くらいアナログで描いています。

iconmania
Instagramには素晴らしい作品がたくさんありますが、今後NFT化していく予定はありますか?

計画はあまり立てていない。自分がやりたいという気持ちを大切にしている。

※下記以降の質問回答はStefanyさんだけではなく、他の方も加わりながら答えています。

iconmania
knownoriginはどんなプラットフォームですか?

FNDと似ているNFTプラットフォーム。FNDとの違いは出品するための資格が必要になります。FNDは友人からの招待が必要。一方でknownoriginは運営側が決めたアーティストしか入ることができず、申請してknownoriginのキュレーターがOKしてはじめて出品可能になります。

ONIちゃん
ちなみに日本はOpenseaの他にはFNDを利用している。Opensea内でも、仮想通貨を触っていなかった日本人はPolygonからはじめる人が多い。

iconmania
プラットフォームを複数に分ける理由は何かありますか?

インドネシアはobjktHENのNFTプラットフォームを利用し、XTZ(テゾス)から始める。理由はガス代を気にせず安いから。ETH(イーサリアム)はガス代が発生する。その料金がインドネシア人には高い。XTZ(テゾス)は同じクリエイターも多くコミュニティとしても動きやすいです。

ゲームのRPGに例えるなら最初の村というイメージ。そこから販売を積み重ね、色々試行錯誤し、実績を元にOpenseaなどへ出品するようになる。日本人が比較的Polygonからはじめる流れと似ていますね。

iconmania
objctで売るためのコツは何かありますか?

最初は数量を20枚~30枚で出品する。最初に1番重要なのはコレクターたちを集めること。枚数が多ければコレクターたちもたくさん集まる。XTZ(テゾス)は値段も低いので買いやすい。

コレクターたちが集まって、いつも買ってくれる常連が付くので、そこから1枚モノの作品を出していく。

gengoyaさんの最近の出品方法は、1枚だったらオークション形式にしている。なぜオークション形式なのかというと、自分が決めた値段とコレクターが決めた値段の差がわかる。オークションすることによってコレクター達が自由に値段設定できる。

Tedさん
今後objctやHENなどのプラットフォームを活用する時にオススメのwalletはありますか?

XTZ(テゾス)の場合はWalletがメタマスクでは利用できない。使いやすさはKukaiWalletが良い。XTZ(テゾス)ではKukaiWalletが一般的。

注意点としてKukaiWalletを使ったら、必ずブックマークするようにすること。最近スパムが多くてGoogle検索から入るのは危ない。

3,Durhminicさん

gengoyaさんが一部紹介

Durhminicさんは100%XTZ(テゾス)プレイヤー。他のNFTプラットフォームは使っていない。Durhminicさんの作品はXTZ(テゾス)に入らないとGetできない。ふわふわな動物を探すならXTZ(テゾス)。彼のスタイルは動物をテーマにしている。PFP用も様々な動物がいる。たまに他のクリエイターとのコラボもしている。

DurhminicさんのPFPはすべて1点もの。すべてデジタルで手書きで柔らかいタッチのフェルトスタイル。

Discordでイベントを時々開催している。最近はバレンタインイベント。自分が所有しているPFPを持っていると、好きなキャラに投票ができる。そこでお互いがペアになった場合、ペアのキャラクターを使い、ストーリーを考えてを絵本を作った。

Kominato
HENで10枚くらい出していて、1点ものをObjctに出しているのですか?

PFP以外の作品は10枚など枚数を多く用意している。PFP用は価値を担保するために1枚しか出していない。キャラクターの新しいコスチュームを作ってあげるというUtilityがある。DurhminicさんのObjctにはPFPのCollectionと、Memoriesという複数枚用意しているCollectionがある。

https://lynkfire.com/durhminic

日本は1枚絵を販売して、アイコン系をプレゼントしている。gengoyaさんはそこが気になっている。なぜ1枚の絵を複数枚を出さないのか?

iconmania
考えたことがなかった。同じものが複数枚あると作品の価値がなくなると考えているね。

ONIちゃん
回りのみんなと同じことをやる傾向があるかもね。

iconmania
1点ものを信仰している節はあるかもね。

Durhminicさん

インドネシア人が最初に複数枚出す理由は、海外のNFTコレクター達を集めるため。NFTコレクターが集まってからスペシャルな作品を出すほうが買ってくれる可能性が高い。

gengoyaさん

日本の方も価値を守るという活動が本当に凄い。

販売始めの段階はすごく大事だと思っている。XTZ(テゾス)が安いから、コレクターを集めるという観点で、同じアーティストもNFTコレクターになれる。そこがXTZ(テゾス)では頻繁に行われている。XTZ(テゾス)では10枚出して10枚買ってくれたのが同じNFTアーティストという場合も多い。

本当のNFTコレクターが来るまでは時間がかかるかもしれないが、それまでに安いものをNFTコレクター同士で買い合えば、「私、作品売れないなぁ」という気持ちにならない。精神的に安心してNFTアーティスト活動を続けていける。

こういった活動にコミュニティの意味がある。10枚出して、「新しいアーティストが入ったよ~」という気持ちでみんな歓迎してくれる。1XTZ(テゾス)くらいなら買ってくれる人も多い。最初の段階でお互いが分かち合うという文化ができ、コミュニティが活性化するやり方がすごく大事。みんなで成長していこうという気持ちが醸成される。

4,Peter Christian Cungさん

NFTコレクターの立場でコメントしてくれる。インドネシアのNFT界隈の中でも一番はじめの時から活動している。最初のNFTは彼の父親の撮りためていたビデオをNFTにして販売していた。

5,gengoyaさん

objktというマーケットプレイスで約37,000XTZ(2022年3月1日時点|日本円で1,500万円)の実績を残している。BWOPLEというCollectionがメイン。

PFPの1枚もの。毎日2枚ずつUPしている。売り方としては必ずオークション形式。もともと最初に自分のPFPをどれくらいの価格にすればいいのか悩んでいた。Objctでオークションがあったのでチャレンジしてみた。オークションをすることでNFTコレクターが値段を付けてくれる。最初のキッカケは実験。今は194個のPFPを出品している。とても楽しいから出品限度を決めておらず、1,000個くらいを目指している。

Utilityは用意している。購入してもらったらZIPファイルを送る。中身はTwitterバナー用のサイズ、スマホ用の壁紙、TwitterPFPのサイズ、様々なデバイスにすぐに使える形式のファイルをたくさん付与している。

iconmania
Discordではどのような取り組みをしてますか?

Discordに入ると、エコノミー経済的なシステムがある。Utilityとして配布したTwitterバナーやスマホ壁紙など、写真撮ったらポイントを付与。ポイントが貯まったらミニバージョンのPFPCollectionがあるのでそれと交換できる。またミニバージョンのPFPCollectionが他の作品と交換できる仕組みも取り入れている。

5,rhadiskaさん

日本のNFTアーティストがすごく気になっていて今後も今回のような形でイベントをしてほしいです。

今後について

gengoyaさんは日本に在住のインドネシア人。今後インドネシアのNFTアーティストを集めて日本でギャラリー展をやりたいと思っているそうです。機会があれば日本のNFTアーティスト達も集めてやりたいと考えています。

ONIちゃん
メタバース空間でNFT出品するイベント、『NFTFESTA』などで海外スペースがあれば集合してやってみたいね。

さいごに

いかがでしたでしょうか?国際交流をすることでまったく知らない海外市場やNFTの海外向けマーケティング手法を知ることができました。

もしかしたら、OpenseaやFNDでなかなか作品が売れなくても、objktHEN、てknownoriginなどの別な海外NFTプラットフォームにいるNFTコレクターに作品が刺さるかもしれません。NFT市場はまだまだ黎明期、色々チャレンジして、経験をシェアし、みんなで楽しく盛り上げて行きましょう!

インドネシアの皆さん、本当にありがとうございました!これからも交流よろしくお願いします!

NFTクリエイターの自己紹介記事募集中【寄稿者特典あり】

オニコンNFTラジオでは、NFTクリエイターの自己紹介記事を随時募集中です。記事を簡単に書くためのテンプレも用意していますので、気軽にKominatoまでDMにてご連絡ください。

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